恵那山(えなさん)は長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる、中央アルプスの最南端の標高2,191 mの山で、日本百名山及び新・花の百名山]に選定されています。
日本最古の歴史書である古事記や日本書紀でも「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が登拝したことが描かれている多くの伝承を持つ霊山として知られています。
古くは胞山、胞衣山とも書かれ、日本の神話の中で最高神とされる、天照大神(アマテラスオオミカミ)が降誕された時の胞衣(えな)が山頂に納められているとの伝承があり、これが山名の由来であるといわれています。
山頂には恵那神社の奥宮があり、この神社には天照大神の親である伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)がの主祭神として祀られています。また摂社には天照大神も祀られています。(三重県の伊勢神宮の主祭神が天照大神)
恵那山の伏流水を仕込み水に使うはざま酒造は、その清らかな水のごとく澄んだ酒を目指し、酒の名を「恵那山」としました。名前の使用を恵那神社の宮司に求めると、快諾とともに
「恵那山の水にて醸す此の酒を酌みて我が世は楽しかりけり」
との歌を拝領しました。
日本酒の成分のなんと80%が水。昔から、良い水が豊富に出るところに酒蔵がありました。うまい水は、うまい酒を造ります。
はざま酒造の周辺には無数の用水が流れています。ここに流れ込む水は、日本百名山のひとつにも数えられる恵那山に端を発するもので、地下に良質な伏流水が豊富に流れています。
11月末、山頂あたりは雪化粧を始め、雪解けが遅いときは5月上旬頃まで残雪が消えないことも。
長い時間をかけて地中にしみこみ、磨かれ、流れ出す恵那山の伏流水によって支えられているのです。
はざま酒造では、全体の60%を山田錦で残りを岐阜県産のひだほまれで酒造りを行なっております。大粒で心白があり、優雅な味わいのお酒を作ることができます。酒造米は昼夜寒暖差があり、きれいな水の場所で育てられたものが良質と言われています。
はざま酒造では銘酒を産む米山田錦を地元岐阜の味を大切にしたひだほまれを使用し、どこに出しても自慢できる酒造りを心がけています。
「恵那山」は、インターナショナル・ワイン・チャレンジ「SAKE部門」の純米吟醸酒の部でSILVERメダル、同じく純米酒の部でSILVERメダルを受賞しました。
受賞酒は出品用の特別な酒ではなく、皆様にお飲みいただくお酒と同じ市販酒を出品しております。
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)とは
IWC(International Wine Challenge)はイギリスで毎年4月に開催されるワインコンペであり、世界最大規模で、最も影響力のあるワインコンペティションです。2007年から「SAKE部門」が設立されました。英国をはじめ欧州各地より日本酒のサービス、販売等の経験が豊富な関係者が審査員を務めます。